震災と原発事故のあと、花壇に花を植えるのを自粛していた、福島市中心部の公園で、地元の幼稚園児や市民が3年ぶりにベゴニアの花の苗を植えました。<br /><br />福島市中心部の新浜公園では、おととしの原発事故のあと、除染が行われましたが、外遊びを控える子どもも多かったことなどから、2つある大きな花壇に花を植えるのを自粛していました。<br />県や福島市などは、多くの市民に再び公園を訪れてもらおうと、3年ぶりに花壇に花を植えることを決め、11日は地元の幼稚園児や住民などおよそ200人が花を植えました。<br />植えたのは真っ赤な花を咲かせたベゴニアで、夏の暑さにも強い品種だということです。<br />園児たちは花壇の中に入り、シャベルで穴を掘って、丁寧に苗を植えていました。<br />そして「大きくなあれ」と言いながら、水やりをしていました。<br />参加した地元の男性は「かつてのように公園できれいな花を見られるのでうれしいです。震災後は公園に来る人も減っていたので、これをきっかけに再び多くの人たちが訪れてほしいと思います」と話していました。